こんなときはこの漢方薬:頭痛

体調がすぐれないけど、病院で検査しても異常は出ない・・・。

 

現代医療は、はっきり名前のつく病気(たとえば、がん、心筋梗塞、脳梗塞、各種の感染症など)に対する治療法の進歩は著しいですが、検査で異常がない場合の対処にはあまり強くありません。

そんな時、漢方薬がとてもよく効くことがあります。

 

特に、「こんなときにはこの漢方!」という組み合わせがいくつかありますので、紹介していきたいと思います。

 

(※症状の元に重大な病気があることもありますので、症状が続くときや悪くなっていくときは無理せず医療機関を受診することをお勧めします)

 

 

1回目は、困っておられる方も多い「頭痛」です。

 

「雨降り前の頭痛」→五苓散(ごれいさん)

お天気頭痛といったりもしますが、天気が悪い(低気圧)と頭が痛くなる方がいます。

とくに、舌の周囲に歯の痕がついてギザギザになっている場合(「水毒」という状態)、よく効きます。

ちなみに、この五苓散は二日酔いの症状にも使われます。

 

「肩こりからの頭痛」→葛根湯(かっこんとう)

葛根湯が効くのは風邪のときだけではありません。

肩こりがあり、首や後頭部がこわばっているときの頭痛には、葛根湯がよく効きます。

お湯に溶かして、または温めてお飲みください。

 

「吐き気がする頭痛」→呉茱萸湯(ごしゅゆとう)

頭痛がひどくで吐き気がする方、片頭痛の方に効きます。

 

 

慢性的な頭痛に悩んでいる方、漢方薬は試してみる価値があります